第３回 公立、私立、進路によって教育費は3倍変わる

なかでも特に高額の支払いになるのが大学費用です。公立の場合243万円程度、私立の場合446万円程度かかります。

大学資金を貯めるおすすめの方法が児童手当を貯めるということ。
児童手当は子供1人に付き総額200万円程度支給される予定です（3歳未満＝月額1万5000円、3歳以上小学校修了前＝第1子・第2子月額1万円、第3子月額1万5000円、中学校＝月額1万円　(※1）。

私立大学へ進学する場合は、不足部分を奨学金や教育ローンを利用するというのも手です。
奨学金を利用する場合は「日本学生支援機構」の他、大学や企業が実施していることもあります。

「日本学生支援機構」の奨学金には所得制限があるために注意しましょう。
例えば4人世帯の所得の上限額（給与所得者）の目安は、無利息の第一種奨学金は846万円、利息付の第二種奨学金は1171万円です。共働きの場合は双方の収入を合算されるために超えてしまうという家庭も多いかもしれません。

長引く不況から若年層の収入が伸び悩み、奨学金の返済が重荷になっている20代30代も多いものです。

教育ローンは親が返済をすることになりますが、奨学金は子供が返済をすることになります。そのために、返済する時のことも考え、借り過ぎには十分に注意しましょう。

子供とも十分に話し合う機会を作り、子供のライフプランと親のリタイヤメントプランの重荷にならないようにしたいですね。

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