消費税のかかる支出と、かからない支出
安倍首相は消費税率を2014年4月に現在の5%から8%に引き上げると正式に表明しました。消費税が3%上がると、毎月の家計簿にはどれくらいの影響が出るのでしょうか。
まず、消費税がかかる支出、かからない支出を確認しましょう。
国内でモノやサービスを購入する際に、一部の支出を除くほとんどのケースで消費税はかかります。ただし、家賃や住宅ローン、保険料、健康保険の対象となる医療費や出産費用などの一部の支出は非課税のものもあります。
まず、消費税がかかる支出、かからない支出を確認しましょう。
国内でモノやサービスを購入する際に、一部の支出を除くほとんどのケースで消費税はかかります。ただし、家賃や住宅ローン、保険料、健康保険の対象となる医療費や出産費用などの一部の支出は非課税のものもあります。
<消費税が非課税となる物やサービスの一例>
- 家賃や住宅ローン
- 生命保険料、損害保険料、医療保険料などの保険料
- 健康保険の対象となる医療費(市販の医薬品、差額ベッド代、美容整形などは課税)
- 学校教育法に規定する学校等の授業料、入学検定料、入学金、施設設備費など(学習塾や習い事などは課税)
- 出産費用、葬儀費用
- 介護保険の介護サービス
- 預貯金、株式、債券、投資信託などの金融証券取引
- 土地の譲渡及び貸付
増税後、家計の負担はどれくらい増えるか
消費税が8%、10%に上がっていくことで、毎月の私たちの家計簿からどれくらいの負担が増えるのでしょうか。
ここでは総務省の家計調査(平成24年度)のデータを元に月の支出別に負担がどれくらい増えるのか試算しました。
例えば、1ヵ月の支出(貯金や貯蓄型の保険を除く)が約19.5万円の家計の場合、消費税が8%になることで月4,740円の負担増になります(10%で月7,899円の負担増)↓
1ヵ月の支出が約28.5万円の家計の場合、消費税が8%になることで月6,869円の負担増になります(10%で月1万1,448円の負担増)↓
1ヵ月の支出が約38万円の家計の場合、消費税が8%になることで月9,287円の負担増になります(10%で月1万5,479円の負担増)↓
ご自分の家計簿に近い例を参考にしてみてください。
ここでは総務省の家計調査(平成24年度)のデータを元に月の支出別に負担がどれくらい増えるのか試算しました。
例えば、1ヵ月の支出(貯金や貯蓄型の保険を除く)が約19.5万円の家計の場合、消費税が8%になることで月4,740円の負担増になります(10%で月7,899円の負担増)↓
1ヵ月の支出が約28.5万円の家計の場合、消費税が8%になることで月6,869円の負担増になります(10%で月1万1,448円の負担増)↓
1ヵ月の支出が約38万円の家計の場合、消費税が8%になることで月9,287円の負担増になります(10%で月1万5,479円の負担増)↓
ご自分の家計簿に近い例を参考にしてみてください。
今から固定費など家計の見直しを!
消費税が上がり、手取り月収が変わらなければ、手取りから購入できるモノやサービスが当然少なくなってしまいます。今、貯金などの余剰があるという場合も、貯金できる金額が減ってしまうということです。
家計でできる対策としては今のうちに固定費の見直しなどを行っておきましょう。ケータイの不要なオプションを見直したり、保険の見直しをすると効果的です。
早めに準備をし、いざ消費税が上がった時に慌てなくてもよいよう万全な体制を整えておきましょう。
家計でできる対策としては今のうちに固定費の見直しなどを行っておきましょう。ケータイの不要なオプションを見直したり、保険の見直しをすると効果的です。
早めに準備をし、いざ消費税が上がった時に慌てなくてもよいよう万全な体制を整えておきましょう。
花輪さんの出演のお知らせ
●日本テレビ「有吉ゼミ」 2013年10月21日・28日 19:00〜19:56 放送予定